静岡市駿河区中吉田の東名高速道の高架下に設置された工事用の足場から出火し、1人が死亡、10人が重軽傷を負った火災は、28日で発生から1週間。静岡南署などは業務上過失致死傷容疑も視野に入れ捜査を進めている。ただ、現場は足場の金属板が焼けてあちこちに穴が開き、立ち入りが困難なため原因特定には時間がかかる見通し。専門家は高架下の閉ざされた現場構造の危険性を指摘する。
高架下の足場で出火した同様のケースは2015年2月に東京都江戸川区の首都高速道でも起き、2人が死亡。専門家は高架下の閉ざされた工事空間を「煙の充満が早く、避難が難しい。教訓が生かされなかった」と悔やむ。
首都高の火災後に設置された有識者による再発防止委員会は当時(1)難燃シートの活用(2)危険物の使用の削減(3)避難しやすい構造や経路の整備-などの対策を提示。委員を務めた東京理科大の菅原進一名誉教授(77)=建築防災学=は「火気管理が特に重要だ」と強調する。
中日本高速道路によると、駿河区の火災では、塗り直すための塗料は現場になく、非引火性の塗膜剝離剤を使っていた。捜査関係者によると、塗料をはがすための電気工具は現場にあったが、作業員らは「当時は使用していなかった」と話しているという。
菅原名誉教授は、何らかの原因で発生した火種が空間内に散らばっていた剝がした塗料やビニールシートに移り、燃え広がった可能性を指摘。「出入りしていた全ての業者に安全管理の意識が徹底されていたのか。当時の状況を明らかにする必要がある」と述べた。
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November 28, 2019 at 05:48AM
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静岡の東名高架下火災、原因特定難航 専門家「構造に危険性」|静岡新聞アットエス - @S[アットエス] by 静岡新聞
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