様々な模様を爪に自動で印刷できる「ネイルプリンター」がじわり広がっている。好みの柄を機械に読み込ませ、数十秒~1分ほどで印刷できる。人手がかからないので、1回の利用料金が数千円程度で済む。従来は1万円以上かかるケースもあった。気軽にアートを楽しもうと、自宅でできる家庭用プリンターも出てきた。
12月、大阪・心斎橋でネイルプリンターを導入しているサロンに行ってみた。事前に印刷したい画像をメールで送る。今回は好きなアーティストのアルバムジャケットの写真にした。下処理を終えた後、箱状の機械に手を入れると、わずか30秒ほどでスマートフォンの中にある画像と同じ模様が爪に浮かび上がった。
「サロンのメニューにない自分好みの柄を選べる」。プリンターを利用した20代女性は話す。価格も抑えられる。今回の料金は約4000円だった。いつも利用しているサロン(7000~1万円程度)の半額程度に抑えられた。
ネイルサロンの利用者は直近10年で急激に増え、足元でも拡大している。富士経済ネットワークス(東京・中央)によると2020年にサロンなどネイルサービスの国内市場は5年前比4%増の1675億円に成長しそうだ。
10年ほど前、マニキュアよりも持続性が高いジェルネイルが登場したことが背景にある。発光ダイオード(LED)などを照射すると固まる性質のある樹脂を爪に塗るのが特徴だ。塗料のはげ落ちを気にせず1カ月程度過ごせる半面、マニキュアのように簡単に落とせない。樹脂を固める専用の機械も必要となるため、自分でジェルネイルを施すのは容易ではない。
デザインやサロンによっては価格が1万円を超えるケースもある。若者などにとっては大きな出費だ。固まった樹脂は市販の除光液では落ちず、専用の器具で削る必要があるため、時間もかかる。複雑なアートであれば、施術時間は2時間を超えることもある。
プリンターを使えば複雑な模様でもすぐに印刷でき、アートを施す手間が減るため価格を抑えられる。
全国でネイルサロン「ファストネイル」を展開するコンヴァノは4月、首都圏の店舗中心に試験的にプリンターを導入した。
既に施されたジェルネイルの上に模様を印刷することもできるという。インクは自宅で簡単に落とせる。仕事柄、派手なアートができない社会人が休日だけ好みの柄を付けるといった利用ができる。「需要を見極め、今後本格的に導入するか検討する」(同社)という。
自宅でもアートを気軽に楽しめるとして、家庭用ネイルプリンターを投入するメーカーも出てきた。ヤマダ電機は6月、インターネットで専用のアプリとつなぎ、写真などの画像を爪に印刷できる船井電機製の「CureNel」を発売した。価格は2万9800円(税別)。小泉成器(大阪市)も18年12月に家庭用のネイルプリンターを投入している。手ごろな価格で家庭向けの商品が出たことで、ネイルプリンターは今後より身近になってきそうだ。
(渡辺夏奈)
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December 10, 2019
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ネイルアートは印刷で、エステや家で 安く手軽に - 日本経済新聞
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