連載企画「家のこと、考え始めました」も最終回。
この企画の締めくくりにお話を伺ったのは、ROOMIEの人気企画「みんなの部屋」にもご登場いただいたことのある、蔵前のリノベ済み賃貸住宅にお住まいのおふたりです。
グリーンの壁が印象的なお部屋に住む新婚の慎之介さん、あがささんのおふたりには、実はちょっとした夢があるのだとか………。
部屋の通称が「エドワード・オークラ」って一体…?
蔵前といえば、浅草にもほど近い下町でありながらも、古い店舗や倉庫をリノベーションした雑貨店・飲食店が集まる、ここ数年注目の街。
さまざまなメディアから、「東京のブルックリン」なんて呼ばれることもあり、たしかに隅田川の雰囲気も、ブルックリンのイースト川にどことなく似ているんですよね。
そんな蔵前にある古いマンションの一室が、新婚の慎之介さん、あがささんのおふたりが住まうリノベ部屋。
おふたりは、イギリスのデザイナー、Luke Edward Hallにちなんで、この部屋を「エドワード・オークラ」と呼んでいるそう。
これは、奥様のあがささんが引っ越しに向けて作っていたプランニングノート。その構想過程でLuke Edward Hallを知り、自分たちの理想にぴったりだということで家の名前に選んだんだとか。
「ふたりで暮らそうって決めたとき、最初は新築マンションも検討していたんです。でも、そんな中で出会ってしまったのがここでした。
その時すでに築40年はとっくに過ぎていていたんですけど、このグリーンの壁が印象に残ってしまって。」(慎之介さん)
「こういうところには今しか住まないかも、って決めちゃいました」(あがささん)
そんな惚れ込んだ部屋をめいっぱい楽しむための工夫が、部屋のあちこちに散りばめられています。
オーナーこだわりのリノベ部屋を活かすDIY
たとえばこれは、照明用のダクトレールを利用してディスプレイされた流木とグリーン。
ちょっと長めのケーブルをディスプレイに使うアイデアはすぐにでも真似したくなっちゃいますね。
テレビ周りには、賃貸DIYの定番「ディアウォール」を使ったディスプレイ棚も。
「最初、ディアウォールは白を使おうかと思ったんですけど、そこだけ浮いたような印象になるのはどうしても避けられないんですよね。なので、あえて黒を使ってアクセントにしました」(慎之介さん)
キッチンの有孔ボードもディアウォールで設置されていますが、こちらはうまく隠されています。
お料理が好きなふたりらしく、ディスプレイとして魅力的でありながらも実用的な見せる収納ですね。
ただ、キッチン本体はリノベ前から設置されていたもののまま。ちょっと古さを感じるものではありますが……
「内見したときにはマイナスポイントかなと思っていたんですけど、実際に部屋全体を見渡してみると、このレトロ感がうまく馴染んでくれました。
遊びに来た友人たちも、キッチンがかわいいねって褒めてくれます(笑)」(あがささん)
古い住宅をリノベする難しさって?
ここで、「エドワード・オークラ」のオーナー、つまりおふたりの大家さんである鈴木さんがいらっしゃいました。
仲が良くて、ときどきこうして会っているのだとか。大家さんと住人の素敵な関係です。
「僕がここを見に来て最初に気になったのは、家自体の古さでした。でも、立地がいいですし、3面採光で明るい。これはきっとリノベしたら良くなるぞっていう確信はありましたね。
で、最初に決めたのが、この壁をグリーンに塗ること。ただ白いだけの壁が続くよりも楽しいですし、何よりこれを楽しんでくれる人に住んでもらいたかったんです」(鈴木さん)
そして現れたのが、こちらのおふたりだったというワケですね。
「その通りです! この壁を気に入ってくれたと聞いて、『このふたりになら、好きなように部屋を使ってもらいたいな』と思いました。
実際、アイディアいっぱいのDIYで素敵に暮らしてくれているのが嬉しいですね」(鈴木さん)
しかし、家の構造上、どうしても納得いくリノベができなかった箇所があるといいます。
「ここ、妙に大きいデッドスペースがあるんです。下が押入れになっていて、上がぽかーんと空いてる。
これは使い勝手が悪いだろうな、と思ったんですけど、下の押し入れを削ると収納が足りなくなっちゃうので、このまま残しました」(鈴木さん)
でも、ここにもDIY好きのふたりらしい工夫が。
「僕らも、ここは内見の時点で気になっていたんですけど、今はアートスペースとして使ってます。
絵を描いたり、気に入った作品を飾ったり。自然光が入るので使いやすいんですよ」(慎之介さん)
こちらが「アートスペース」の全景。画材が整理され、大きめにとったフリースペースは「小さなアトリエ」といった風情です。
このアートスペースがあるのは寝室ですが、鈴木さんがこの部屋を買おうと決めた一番の理由も、この寝室なんだそう。
「この部屋、3面採光なんです。南、西、東から日が入ります。周りには高い建物もないので朝はよく日が入るんです。これはきっと気に入ってもらえるぞ、と(笑)」(鈴木さん)
「そうなんです。朝がとっても明るいのは最高ですね。ベッドも、貨物用のパレットを組み合わせたDIYのベッドフレームで気に入ってます」(慎之介さん)
「あと、こうしてベッドから姿見に目をやると、キッチンが見えるんです。朝起きるたびに『いい家を見つけたな〜』って思えます(笑)」(慎之介さん)
ダイニングテーブルに、明るいキッチン、お気に入りの照明。素敵な朝が始まる予感から、わくわくしてベッドを出られそうです。
古い物件には、それ特有の難があるのは当然のこと。2010年代の今となっては使い勝手の悪い間取りだったり、収納が少なかったりすることも多々。
しかし、リノベをするオーナーのアイディアと、住む人の持つ家への愛情で素敵な家になっていくのかもしれませんね。
いつかは自分たちでリノベーションをしてみたい
リノベ賃貸マンションでの生活を楽しんでいるおふたりですが、冒頭にも書いたように夢があるんだとか。
「縁あってリノベマンションに住んだからこそ、なんですが、やっぱりいつかはふたりでマンションを購入してリノベしたいですね」(慎之介さん)
「ここに住んじゃうと、もう新築に住みたいなんて思わなくなっちゃいます(笑)」(あがささん)
「家」というキャンパスを使って、センスとアイディア、そして工夫をぞんぶんに凝らして生活を作り上げる楽しさを知ってしまったおふたり。
そんなおふたりに最適なプラン「【フラット35】リノベ」についてお話してみました。
適用条件など詳しい要件については、【フラット35】リノベのサイトをご確認ください。
「へぇ〜、そんな制度があるんですね! リノベって、住宅の状態とか築年数とかでお金のかかり方がだいぶ違うって聞いていたので、安心感ありますね」(慎之介さん)
「こういうサポートしてくれる制度があるのは知らなかったので、ぐっと現実感がましてきました」(あがささん)
「さいわい、リノベの経験者の方がこうして身近にいるので……。制度的にもサポートしてくれるのなら心強いです(笑)」(慎之介さん)
「なんでも聞いてください!(笑)」(鈴木さん)
暮らし方、生き方をサポートしてくれる住宅ローン
家探しは、自分たちの「暮らし方」を探すことに似ています。近所に何があるんだろうと歩いてみたり、仕事場へのアクセスや、間取りを検討してみたり。
さらには、リノベをして家造りをすることは、もしかすると「生き方」を探すことにも似ているのかもしれません。
将来、この部屋は何に使うんだろう、いつか家族が増えたら間取りをどう変えたらいいんだろう、そのために今できることってなんだろう……。自然と、そんなふうに未来に思考が飛躍してきます。
そんな、家と直結した生き方をサポートしてくれるのが「【フラット35】リノベ」なのかもしれません。
自分たちの暮らし方、生き方を作っていくあなたをきっとサポートしてくれますよ。
Sponsored by 住宅金融支援機構
Text by Yuta Tsukaoka
Photographed by Tatsuya Hirota
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January 20, 2020 at 08:30AM
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