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家を売りに出す前に、インスペクションや瑕疵保険の加入、住宅履歴情報の登録を済ませて、高値売却を狙おう!(ダイヤモンド不動産研究所) - Yahoo!ニュース

不動産を高く売るための戦略を立てるうえで、建物の価値を上げることは重要なポイントになる。築年数を経るとともに、売れにくくなる大きな理由は、買主が中古住宅の品質に不安を感じていることが大きい。こうした買主の不安を軽減するために有効な「インスペクション」「瑕疵保険」「住宅履歴情報」という3つの方法について知っておこう。

「インスペクション」は高値売却を狙う方法の一つ(画像)

建物部分の価格を数百万円単位でアップ!

 中古住宅の購入者にとって最も心配なのは、欠陥住宅を掴まされることだ。特に築後15年、20年と古い物件ほど、劣化の進み具合が焦点となりやすい。逆に、もし目に見える形で中古住宅の品質を証明できれば、買主の不安を軽減し、物件の価値を高めることもできる。

 こうした買主に安心してもらうための方法が「インスペクション」「瑕疵保険への加入」「住宅履歴情報の用意」だ。それぞれ、かかる費用は10万~15万円程度なのに対して、売却価格を数百万円単位でアップさせることも不可能ではない。

「通常ゼロ査定とされる築20年以上の木造住宅でも、インスペクション等を行うことで、200万円~300万円アップする例は珍しくありません。ゼロ査定の建物が800万円で売れた例もあります」(価値住宅株式会社・代表取締役 高橋正典氏)

 このように早期&高値売却の実現に見逃せない方法となっている。以下、各方法について見ていこう。

【買主に安心してもらう方法(1)】建物の状態をチェックする「インスペクション」を行う

●目視による診断だからお手軽に利用できる 建築士など住宅に精通したインスペクター(検査士)が行う、建物の診断サービスのことを「インスペクション」「住宅診断」「建物検査」などという。第三者の立場から建物の劣化状況や欠陥の有無を調べ、リフォームが必要な箇所や費用の目安、補修の時期などを明らかにするものだ。目視で行う一次診断と、別料金で専門的な機材を使って行う二次診断があるが、売却価格のアップを図るためには、一次診断で通常済む。

 一次診断の検査は、依頼者の立ち会いのもと、基礎や外壁、屋根の状態のほか、小屋裏や床下の点検口から雨漏りや劣化の有無などを、前記のとおり、目視でチェックする。たとえば、一戸建てであれば床下を見て、「基礎工事はベタ基礎(床下全体を支える形の基礎)か布基礎(平均台のような形の基礎)か」「基礎に鉄筋は配してあるか」「木部の腐食はないか」「シロアリの被害はないか」などをチェックしていく。マンションであれば、給排水管や換気扇などの設備の不具合、雨漏りや水漏れの痕跡、床の傾きなどを診断する。

 費用は検査を行う会社によって異なり、一次診断の場合、5万~10万円程度。所要時間は住宅の規模や検査範囲にもよるが、建物面積が100m2(約30坪)程度で2~3時間かかる(二次診断の費用は依頼内容による)。

 診断から数日して、詳細な報告書が届く。「構造には問題がないが、外壁は5年以内に塗り替えたほうがいい」といった軽微な指摘については、売主側で無理に改修工事を行う必要はない。その情報を買主に提供するだけで十分だろう。リフォーム済みで耐震性が不明な3000万円の物件よりも、数年後にリフォームが必要でも、構造上の問題がないことが明らかな3200万円の物件のほうが安心できるからだ。

 耐震性など重大な欠陥を指摘された場合は、売却前に耐震補強工事を行うことも選択肢となってくるが、耐震補強工事の費用は一般に100万~200万円前後。その分、物件の価値を高め、売却価格をアップさせることができるため、インスペクションによって損をするケースは少ないと考えていいだろう。

●大手不動産検索サイトでも有利な扱いに 実際、大手不動産検索サイトでは、「インスペクション」「住宅評価物件」や、次に紹介する「瑕疵保険」などのキーワードで、物件検索できるところが増えている。またエリアで通常検索した場合も、「インスペクション済み」と表示されたり、ライフルホームズなどでは、インスペクション済み物件が上位に表示されるようになっている。

 法的にもインスペクションを後押しする動きが強まっている。2018年4月1日には改正宅地建物取引業法が施行され、不動産仲介会社は売主から売却の依頼を受けた場合、インスペクションの告知・斡旋を行うことが義務付けられた。

 ただし、制度の施行から日が浅く、その効果について勉強不足だったり、早く売却して売上を上げたいがために、インスペクションに消極的な不動産仲介会社も多いのが実情だ。もし自分でインスペクターを探すなら、NPO法人日本ホームインスペクターズ協会のサイト(https://www.jshi.org/)にアクセスしてみよう。

 同サイトでは、物件の所在地や物件タイプ(戸建てか、マンションか)などにより、全国各地のインスペクションに対応している設計事務所を検索できるようになっている。各インスペクターの経歴なども紹介されているので、業者選びの参考になるはずだ。

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January 05, 2020 at 06:18AM
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