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「家族3代五輪」金戸家の夢はパリに持ち越し 飛び込み - 毎日新聞 - 毎日新聞

 「家族3代」の夢は4年後のパリ五輪へ持ち越しとなった。飛び込みの東京五輪最終予選を兼ねるワールドカップ(W杯)の代表選考会最終日は9日、東京辰巳国際水泳場で行われ、祖父母、両親が五輪出場経験を持つ金戸3きょうだいが出場。女子板飛び込みでは次女の金戸凜(16)=セントラルスポーツ=が4位、長女の金戸華(21)=同=は9位。男子高飛び込み決勝に出場した金戸快(18)は11位で終え、いずれも上位2位以内が条件となるW杯出場が絶望的となった。

 予選2位、準決勝4位で通過して期待を集めた凜は決勝後、泣き崩れた。本来は高さ10メートルからの高飛び込み専門だが、昨夏の世界選手権で右肩を負傷。コーチで父の恵太さん(52)から「まだ若いし、先がある」と説得され、体への負担が少ない高さ3メートルからの板飛び込みに専念すると決めた。ただ、準備不足は否めない。固定した台から飛び込む高飛び込みと違い、弾力性のある板飛び込みは踏み切る力が求められる。身長150センチと小柄な凜にはまだ不向きで、上位2人と比較すると高さは足りなかった。

女子3メートル板飛び込み決勝、9位となった金戸華の3回目の演技=東京辰巳国際水泳場で2020年2月9日、宮武祐希撮影

 華は昨年9月の日本選手権の女子シンクロ板飛び込みで渋沢小哉芳(35)=同=とのペアで優勝し自信を付けた。だが、昨年12月に左足を捻挫し、選考会直前には両太ももを痛めた。ジャンプの高さや回転のキレに精彩を欠いた。決勝後、華はすがすがしい表情で選考会を振り返った。「けがも多く不安だったが、気持ちを切り替えて5日間乗り切ることができた」

男子高飛び込み決勝、金戸快の2回目の演技=東京辰巳国際水泳場で2020年2月9日、宮武祐希撮影

 「家族3代」の夢はまだ諦めていない。「正直、この日結果が悪ければしばらく休もうかとも考えていた。だけど、鳥肌が立つほど観客席から声援をもらった。やっぱり飛び込みは楽しい。21年福岡世界選手権、さらにその先に向けても頑張っていきたい」。華は、長女らしく家族の思いをそう代弁した。

 指導してきた父恵太さんは「東京で出場できればドラマチックだったかもしれない。ただ自国開催を逃し、後にメダリストになった選手はいる。そういう話を(子どもたちに)伝えていきたい」。金戸家の挑戦は続く。【村上正】

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February 09, 2020 at 04:50PM
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