「コロナで大変なのは同じなのに、すごいひどいこと言ってくる人が多くて、病みそう。ストレスで胃が痛い……」
写真はイメージです(以下同じ)
そう話すのは、高級ホテルチェーンの関西エリアで働く、サユリさん(26歳・仮名)。最近、ドラッグストアなどで働く人々の「申し訳ありませんばかりで疲れてしまった」という悲痛な訴えをSNS等で見かけることも少なくありませんが、ホテルでも状況は変わらないようです。 訪日客が激減したため、大阪市内主要13ホテルの2020年2月の平均客室稼働率は大幅に下落し、稼働率は68.3%と前年同月と比べて22.2ポイントも低下するなど、ホテル業界も大打撃を受けているのです。 「コロナの影響で凄い損害になって、上司はピリピリしてイラオコだし、お客さんからは毎日ひどい言葉を言われ続けるし、本当にひどい状態なんです」と、現場のリアルを教えてくれました。
「これだから日本人は嫌いだ」と言われた
「うちのホテル、3月31日までの宿泊で即時決済・返金不可のプランでされた予約については、キャンセルポリシーで中国・香港・台湾・サウジアラビア・韓国・イタリアのゲストしか無料キャンセルを受けてなくて。 で、それ以外の国からは無料キャンセルを受けれないから、キャンセルされる場合は宿泊料100%チャージしますよって言ったら、ばり怒られるんです」 怒ってくるのは、日本人だけではないのだとか。サユリさんが規定を説明すると、日本人からは「意味が分からないんだけど!?」、海外のお客さんからは「これだから日本人は嫌いだ」と言われたこともあるのだそうです。 「本当にやむを得ない事情があるお客様については、こっそり返金処理をしてあげたりするんですけど、してあげたらあげたで今は上が細かくてうるさいんですよ。まさに板挟みです」と、やりきれなさをにじませます。
「アホ」「バカ」「死ね」暴言の数々
「今はスタンダードルームが1名あたり2万円くらい。(サユリさんが働くホテルからすると)安い時期ではあるけど、連泊だったり、家族で来てたりすると、すごい金額になるし怒るのもわからなくはないんですけどね。それでも、みんなお金が絡むとこんなに感じ悪くなるのかって」 同僚も状況は変わらないというサユリさんに、どんなことを言われているのか聞いてみると…… 「普通にアホとかバカとか死ねとか。もはや暴言じゃないですか!?」 理性のある大人が発するとは思えない暴言の数々ですが、ストレスの原因は、それだけにとどまりません。
コロナによる損害で、リストラの危機
「日頃は98%くらいの稼働率なんですけど、今は30%くらい。だから人件費を減らせって上が言ってて、最悪リストラの危機なんです……」 日々浴びせられる心無い言葉、追い打ちをかけるかのように畳みかけるリストラの恐怖、そして「娯楽も減って心がすさみっぱなし」とやり場のないストレスも抱え続けています。 冒頭でサユリさんが言っていたように「大変なのは同じはず」。「ウイルスよりも人間が怖い」「電話が鳴るだけでお腹が痛い」なんて言わせてしまわないよう、こんな時だからこそ、お互いを思いやった行動をしていきたいものです。 ※日本経済新聞社がまとめた
大阪市内主要13ホテルの2020年2月の平均客室稼働率より <文/女子SPA!編集部>
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