 |
政府は新型コロナウイルスの影響で入国拒否となった七十三カ国・地域からの帰国者で、ＰＣＲ検査を受けて陰性になった人などに自宅や宿泊施設で二週間待機するよう求めている。厚生労働省はホテルなどで過ごす人について「法律上、明らかに感染症でない場合は宿泊を拒否できない」として、従業員や他の客への感染を防ぐポイントを示している。（今村節）
厚労省のポイントは、共有スペースの利用を最小限にすることや、食事は別室を用意することなど。発熱など体調に異変が生じたら施設側に必ず申し出るよう、客に伝えることも留意事項に挙げている。
東京都や関西のホテルに帰国者を受け入れている名古屋市の運営会社は、待機利用者に朝食無しの素泊まりプランを案内している。毎日の検温とホテル内でのマスク着用も依頼。担当者は「利用者に不便をかけるが、事前に説明して了承を得た上で泊まっていただいている」と話す。
 |
大手旅行会社やホテルなどの労働組合でつくるサービス・ツーリズム産業労働組合連合会（東京）の担当者は「米国からの入国制限が始まった三月末から、空港周辺を中心にホテルの待機利用が増えた」。
ただ、「施設をどこまで消毒すればいいのか分からない」と言い、業界としての懸念を国に伝える方針だ。
日本ホテル協会（東京）の担当者は「待機のお客さまは部屋からなるべく出ないなど、注意していただきたい点はある」と話した。
◆欧州から帰国の留学生「まるでばい菌扱い」
欧州の留学先から帰国した女子大学生（２０）は、千葉県の成田空港近くのホテルで二週間の待機生活を送った。滞在中の四月上旬にビデオ通話で本紙の取材に応じ、「帰国者への批判的な意見をネットで見るといたたまれない」と複雑な思いを語った。
日本の大学から帰国を指示するメールが届いたのは三月十七日。その数日前には留学先の大学が閉鎖されていた。帰国後に待っていたのは二週間の待機生活。入国時に「強制力はない」と言われたが、東海地方の実家には両親と高齢の祖父がいる。父親は職場から「家族に帰国者がいる場合は二週間の出勤停止」と告げられていた。
事前に予約していたホテルにチェックイン時、係員から同意書を差し出された。「外出を極力控える」「ルームサービスや朝食は利用しない」−。「まるでばい菌扱いだな」と感じながらサインし、宿泊費の約十万円をクレジットカードで支払った。
ベッドメーキングはない。人との会話や接触もほとんどない。留学先の大学のオンライン講義を受け、ネットの動画を見ながら体操して過ごした。空港の売店で買い込んだパンやカップ麺が三日で尽きると、近くのスーパーでレトルト食品などを買った。
二週間が過ぎ、体調の自己申告やチェックもなく待機期間は終わった。「無事に戻れてほっとしているが、単位がどうなるのか気がかり」。そう話して実家へ向かった。（諏訪慧）
 |
"ホテル" - Google ニュース
April 21, 2020 at 06:07AM
https://ift.tt/2xPqhMv
新型コロナ＞帰国者待機ホテル 対策は 厚労省が感染防止ポイント:首都圏(TOKYO Web) - 東京新聞
"ホテル" - Google ニュース
https://ift.tt/2Se1Pfs
Shoes Man Tutorial
Pos News Update
Meme Update
Korean Entertainment News
Japan News Update
Bagikan Berita Ini
0 Response to "新型コロナ＞帰国者待機ホテル 対策は 厚労省が感染防止ポイント:首都圏(TOKYO Web) - 東京新聞"
Post a Comment