Search

新型コロナ>新たな感染 減少傾向 専門家「気を緩めないで」:神奈川(TOKYO Web) - 東京新聞

「外出自粛を続けてほしい」と呼び掛ける県の前田光哉健康医療局長(中)=県庁で

写真

 新型コロナウイルス対策の緊急事態宣言から三週間がたち、県内で新たに判明する感染者数に減少傾向が見えてきた。感染症の専門家は、外出自粛の効果とみているが、「今ここで気が緩むとこれまでの努力が無駄になる」と説明。連休中も引き続き外出を控えるよう呼び掛けている。 (石原真樹)

 感染者数は、緊急事態宣言に基づく休業要請が出された四月十一日の七十六人をピークに、日によって増減はあるものの全体的に減少。二十七日は七人、二十八日は十人だった。

 医師でもある県の前田光哉健康医療局長は「県民が『三密』を避け、外出自粛を続けてくれている効果が出ている」と分析。ただ、「三月の三連休のように外出したりすると、感染拡大が起こりうる。気を緩める段階ではない」と語る。

 県によると、入院中の感染者は二十七日時点で、人工呼吸器を付ける状態の重症が四十三人、酸素吸入が必要な中等症が百十人。軽症・無症状のうち、入院は六十四人で、ほかに横浜市中区のアパホテル&リゾート横浜ベイタワーなど、宿泊施設で療養しているのが七十四人、自宅療養が二百五十一人。

 必要な病床数は確保できており、新型コロナの影響で救急搬送に支障が出たケースはないという。ただ、前田局長は「医療現場はぎりぎりの状況。従事者が疲弊している」と述べ、防護服や医療用マスクの配布に努めるとしている。

写真

◆県感染症対策協・森雅亮会長 「正念場のGW 自宅で」

写真

 県感染症対策協議会の会長で、東京医科歯科大大学院教授の森雅亮医師は「新たな感染者数が右肩下がりになっている。ここが正念場」とみて、ゴールデンウイーク(GW)の外出自粛の重要性を指摘する。

 森さんは「四月十一日がピークだとすると、あと一、二週間で直線的に減っていけば、条件付きで緊急事態宣言の解除も見えてくるのではないか」と分析。そのためにはGW中も、人出が大幅に減った二十五、二十六日のような状態にする必要があるという。

 逆に、三月の三連休のような緩みが出ると、感染者が再び増える「第二波、第三波がくる」と警戒。「特効薬は開発途中なので、医療現場が逼迫(ひっぱく)した状況で患者が増えれば、欧米のように命の選択をする事態になってしまう」と語る。

 全国高校総合体育大会(インターハイ)中止の決断に、感染症アドバイザーとして関わったという。生徒たちの進学、就職にも影響する重みがあると理解しつつも、感染拡大を避けるために「苦しい決断だった」と振り返る。

 森さんはこう強調する。「未来ある若者たちにも悔しい思いをさせている。努力を無駄にしないために、みなさんにGWはステイホームで我慢してほしい」

この記事を印刷する

Let's block ads! (Why?)



"家" - Google ニュース
April 30, 2020 at 05:29AM
https://ift.tt/2VNdjrA

新型コロナ>新たな感染 減少傾向 専門家「気を緩めないで」:神奈川(TOKYO Web) - 東京新聞
"家" - Google ニュース
https://ift.tt/3525kZv
Shoes Man Tutorial
Pos News Update
Meme Update
Korean Entertainment News
Japan News Update

Bagikan Berita Ini

Related Posts :

0 Response to "新型コロナ>新たな感染 減少傾向 専門家「気を緩めないで」:神奈川(TOKYO Web) - 東京新聞"

Post a Comment

Powered by Blogger.