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豪雨で流出した天瀬町のホテル看板、有明海で発見 ノリ漁師が届ける - 大分合同新聞

有明海まで流されたホテル成天閣の看板を届けた(左から)片渕美紀子さんと保幸さん、〝奇跡の生還に感謝しきりの古賀信寿社長=日田市天瀬町

有明海まで流されたホテル成天閣の看板を届けた(左から)片渕美紀子さんと保幸さん、〝奇跡の生還に感謝しきりの古賀信寿社長=日田市天瀬町

 【日田】記録的な豪雨で流失した日田市天瀬町のホテル「成天閣」の看板が100キロ以上離れた佐賀県の有明海で見つかり、2週間ぶりに天ケ瀬温泉街に戻ってきた。見つけたのはノリ養殖業の片渕保幸さん(57)=同県白石町。25年ほど前、温泉街に宿泊したことがあり、ホテルの名前を覚えていた。関係者は「人と人の縁が〝奇跡の生還〟につながった」と感謝している。
 看板(縦約50センチ、横約160センチ)は20年ほど前に古賀信寿社長(43)が従業員らと日田杉を使って手作りした。「天ケ瀬温泉ホテル成天閣」と手彫りし、ホテルの「顔」として観光客を出迎えていた。7日の豪雨で流された。
 成天閣は1階部分を中心に洪水にのまれた。温泉街のシンボル、赤いつり橋も壊れた。連日、ボランティアや従業員らが泥出しなどの復旧作業に当たる中、19日に吉報が届いた。会員制交流サイト(SNS)を通じて連絡があった。
 その後、片渕さんと妻の美紀子さん(57)がわざわざ車で届けてくれた。一部が欠けていたものの、ほぼ元通りの状態だった。
 保幸さんは「赤いつり橋が印象的で、妻が名前を覚えていた。看板に込めた皆さんの強さと思いは、流されずに踏みとどまった。復興に向けて大変な時期。少しでもほっこりしてくれたらうれしい」と感慨深げ。
 古賀社長は「本当にありがたい。感謝しかない。看板は水害の被害を後世に伝えるシンボルとして大切に残しておきたい」と話している。

※この記事は、7月26日 大分合同新聞 13ページに掲載されています。

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July 26, 2020 at 01:19AM
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