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常連客と談笑しながらドリンクを手渡すマスターのオキノさん（左）＝白山市日向町で |
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３４歳マスター「交流で地域元気に」
白山市日向町の閉店したスナックを常連客や地元青年団員らがバーに改修し、同市鶴来地域の住民らが集う場としてにぎわっている。スナックの常連客で、現在はバーのマスターを務めるオキノさん（３４）＝同市荒屋町＝は「地域の人たちの交流を増やすことで、鶴来を元気にしたい」と話す。
昨年三月に十年以上営業していたスナック「ＴＧカフェ」が閉店。地域の数少ない飲食店だっただけに、住民同士の交流機会が減っていった。常連客のオキノさんは「皆が集まる場をなくしたくない」と一念発起し、青年団とともに地元町内会の協力を得て店舗を改装。七月に「タマルバー ＴＧ’ｓ（ティージーズ） Ｈｏｍｅ（ホーム）」としてリニューアルオープンした。
店内は広さ約四十平方メートルで、席数は約三十席。五十人ほど店内に入って交流できる。カウンターの奥には数十種類の酒のほか、おつまみやインスタントラーメンなどが五百円前後の手軽な価格で並ぶ。席は常連客で埋まり、仕事や学校、町内の話で盛り上がる。コンセプトは「友達と家で飲む気分」だ。
今月十一日には、同市北辰（ほくしん）中学校の卒業生五人が来店。専門学校生の土本樹さん（２０）は「店の雰囲気が好き。オキノさんの顔からにじみ出る優しさも安心する」と笑顔で話していた。
店のオープンと同時に、オキノさんは地元で荒屋町青年団を発足させ、地域を盛り上げようと奮闘している。「初めての人も、いつもの顔ぶれも『鶴来の家』だと思って遊びに来て。店が町のみんなでにぎやかだとすごく幸せ」と話す。
営業時間は午後八時〜午前零時。（問）同店０７６（２７２）８２２７ （都沙羅）
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January 16, 2020 at 03:11AM
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「鶴来の家」なくさない 閉店スナック バーに改修 - 中日新聞
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