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長野駅周辺 ホテル建設相次ぐ 既存施設は競争激化警戒 - 信濃毎日新聞

 長野市のJR長野駅東口周辺で、ビジネスホテルの建設が相次ぐ。ホテルチェーンの東横イン(東京)が来年春、同業のリブ・マックス(同)が今年秋の開業を計画。県都の玄関口で新幹線駅に近い立地を生かし、ビジネス客だけでなく、増え続ける外国人旅行者の宿泊需要を見込む。二つのホテルの客室合計数は300室を超える見通しで、駅周辺の既存ホテルは競争激化への警戒感を強めている。

 東横インの新ホテルの建設地は、長野駅東口まで徒歩圏内の同市鶴賀。不動産管理のトータルマネジメント(同)が社有地に建設し、東横インの運営で2021年春に開業する。地上14階建て、高さ45メートル余で、延べ床面積は4千平方メートル。工事期間は20年2月から21年4月を予定している。

 客室数は220室程度の計画。トータルマネジメントは隣接地に商業店舗も構想している。東口周辺で土地区画整理事業が進んだことから「商業地域として人の集まる施設をつくりたい」とする。

 東横イン運営のホテルは、同駅周辺では「東横INN長野駅善光寺口」(南石堂町)に次いで2施設目。同社は松本市の松本駅東口でも今年2月に「東横INN松本駅東口」をオープンする予定で、県内の主要都市でホテル開業を活発化させている。

 リブ・マックスの新ホテルは長野駅東口近くの長野市栗田で、客室は100室ほど。分譲マンション事業などのマリモ(広島市)が地上11階建て、高さ37メートルのホテルを建設し、運営をリブ・マックスに任せる。「ホテルリブマックス長野駅前」として今年11月に開業予定で、同社は「長野駅から徒歩約3分。出張、ビジネス、観光に便利な好立地」とアピールしている。

 一方、長野駅善光寺口近くのビジネスホテルの運営責任者は、市内は長野マラソンなどの催しがあると宿泊の受け皿が不足するが、連休期間はビジネス客が減るなど「需要の波が大きい」と指摘。多くのホテルが需要と供給に応じて宿泊料金を上げ下げする仕組みを導入しており、客室の供給数が増えれば「お客さまが少ない時期は料金の値下げ合戦が始まってしまうのでは」と懸念している。

 国土交通省は昨年11月に発表した四半期ごとの地価動向報告で、長野駅前地区のホテルについて「観光やビジネス、インバウンド(訪日外国人旅行者)需要が引き続き堅調。客室稼働率は好調を維持している」と説明。好調な需要を反映してホテル建築への投資も増えており、駅前地区の地価動向は「やや上昇傾向にある」と分析しており、活発な投資が地価にも波及している。

(1月24日)

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January 24, 2020 at 06:55AM
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