
ソーシャライジングをコンセプトとするTRUNK(HOTEL)のラウンジには、ホテルで廃棄されたダンボールを再利用したアートワークが。コンセプトが明確であることは、ブティックホテルの特徴のひとつ。©TRUNK
「ブティックホテルは、オーナー色が強くコンセプトが明確で、クリエイティブに力を入れていて、一般的にはアッパーミドル以上の価格帯のホテルのこと」と木下さんが説明すると、野尻さんは「インターナショナルゲストが多いのも特徴だよね」と付け加える。
さらに小南さんは「スタッフのユニークさ」も重要と言う。マニュアルに従って動くのではなく、スタッフの裁量でゲストに接するからこそ、ホテル自体の個性が際立ち、リピートするようなファンを獲得できるのだ。

野尻佳孝●1972年、東京都生まれ。大学卒業後、損害保険会社に就職したのち、98年に26歳でテイクアンドギヴ・ニーズを設立。2001年に現在の新ジャスダック、06年には東証一部に、いずれも史上最年少で上場。そして2016年、株式会社TRUNKを設立し、同社代表取締役社長に就任。
対してライフスタイルホテルとは、グローバル展開しているホテルチェーンが、多様化するユーザーのニーズに対応できるようにブティックホテルに倣って生み出したカテゴリーのこと。「スニーカーを履いたクリエイターが、スーツに革靴のビジネスマンが集うラグジュアリーホテルにはない居心地の良さを得られるホテルですね。ホテル側がゲストのスタイルに合わせていった結果です」と木下さん。
「ライフスタイルホテルはホテルチェーンの1カテゴリーだから、やはりマニュアルで運営せざるを得ない。そこがインディペンデント系のブティックホテルとの大きな違いです。でも、日本はブティックホテルとライフスタイルホテルを混同しがちで、世界の認識とずれてしまっているんですよ」

小南綾●アメリカ・ニューヨーク大学でビジネスマネジメントを学んだ後、東京で外資系ラグジュアリーやリゾートホテルの立ち上げに参加するなどの経験を経て、2017年株式会社TRUNKに入社。ラウンジマネージャーとしてイベントの企画に手がけたのち、現在は運営企画推進部にて新規プロジェクトに携わる。

木下昌之●アメリカ・ペパーダイン大学を卒業後、外資系ラグジュアリーホテルに勤務し、東京、上海、ハワイを拠点に営業やマーケティングを担当。2016年に株式会社TRUNK入社。運営企画推進部にて新規プロジェクトのコンセプトやコンテンツ開発、事業企画に従事している。
世界のホテル事情を知り尽くしているからこそ見えてくる、世界と日本の違い。野尻さんをはじめとするTRUNKのチームは、情報をアップデートし、ホテルづくりのアイデアをインプットするため、定期的に海外視察に出かける。
視察するホテルは、自分たちでリサーチしたり、地元のヒップスターたちから情報を募ったりしてリストを作成。それをスタッフで手分けして毎日違うホテルに泊まり、空いた時間で泊まっていないホテルを巡って、1回の視察ツアーで最低でも合計50軒以上回るのだという。
「プロダクトチームはバスローブとかシーツを、内装チームは壁とかの手触りをこっそり確認してる(笑)。ホテル1軒につき視察は10分程度だから大急ぎだよね」と野尻さんが言うように、スケジュールはかなりハードだ。
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January 27, 2020 at 08:00AM
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TRUNK(HOTEL)が目指すのは、「これまでにないホテル」をつくること。 | Feature - Pen-Online
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