帝国ホテルは19日、2020年3月期の連結純利益が前期比37%減の23億円となる見通しと発表した。37億円と微増の予想から一転して減益になる。新型コロナウイルスの感染が広まったため外国人を中心に宿泊客が大きく減り、法人主催の宴会もキャンセルが相次いでいる。売上高は7%減の544億円（従来予想は1%増の590億円）を見込んでいる。
帝国ホテルは東京都と大阪市にそれぞれ大型ホテルがあり、宿泊客の約半数を外国人が占める。新型コロナの影響が出始めた2月は、外国人宿泊者が1年前の半分に減った。客室稼働率は約5割と前年の約8割から大きく下がり、3月は5割を下回っている。直近では「帝国ホテル東京」（東京・千代田）は約930室のうち営業を半分程度に減らしている。
宴会ではキャンセル料をほとんどとっておらず、4月分も中止が出ているという。
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March 19, 2020 at 05:30PM
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帝国ホテル、20年3月期 一転減益に下方修正 - 日本経済新聞
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