
JR西日本は17日、大阪駅直結の「ホテルグランヴィア大阪」と京都駅直結の「ホテルグランヴィア京都」で1~14日の稼働率がともに35%程度に落ち込んでいると明らかにした。新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、訪日客や出張客の宿泊需要が急速に縮小しているためだという。
JR西によると、両ホテルの2019年の稼働率は8~9割台で推移していたといい、35%程度は異例の低水準といえる。
ショッピングセンターやコンビニエンスストア、売店などの「駅ナカ」事業(テナント含む)の売り上げも1~14日は前年同期比で3割ほど減少。長谷川一明社長は同日の記者会見で「経営への影響はかつてないほどの規模だ」と説明した。来年度の業績などへの影響については「感染の終息に向かう出口が見通せず、先行きは全く不透明」と述べた。
また、1~14日の乗車券などの運輸収入(速報値)は前年同期に比べ47%減った。とくに100キロメートル以上の中長距離券が58%減と不振だった。利用者数でみると山陽新幹線が54%減、北陸新幹線が56%減、在来線特急が57%減だった。
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March 17, 2020 at 03:44PM
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ホテルグランヴィアの大阪と京都、3月前半稼働率35% - 日本経済新聞
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