新型コロナウイルスの感染拡大で観光や行楽にも影響が及ぶ中、神戸の街を元気づけようと、神戸ポートピアホテル（神戸市中央区）が12日まで客室の照明をハート形に浮かび上がらせている。宿泊客の減少で空いた客室を利用している。
同ホテルの開業40周年となった9日から始めた。神戸の市街地に面したホテル本館北側の8～28階の140室を使い、客室の照明をつけたりカーテンを閉めたりして、45メートル四方のハート形をつくった。午後7～9時に点灯している。
広報担当の万庭奈々恵さんによると、同ホテルでは宴会場のキャンセルが相次いでいるほか、宿泊者が例年の4分の1まで減っているという。宿泊部門の社員から「これだけ部屋が空いているので、神戸を元気づけることをしたい」と提案があり、実現した。万庭さんは「外出を自粛したり買い占めが起きたりと不安なニュースがあふれる中で、明るい話題を提供したかった」と話す。
同ホテルでは、阪神・淡路大震災の1年後の1996年にも、客室の照明を使って「KOBE」の文字をつくり、ハートの形を表現している。（後藤遼太）
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March 12, 2020 at 08:00AM
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コロナに負けるな 神戸のホテル、空室でハートの明かり - 朝日新聞
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