新型コロナウイルスの感染拡大で緊急事態宣言が全国に拡大されたことを受け、三重県は20日、県内の遊興施設や遊技施設などを対象に同日からの休業を要請した。要請に応じた事業者には一律50万円を支給する。ゴールデンウイーク(GW)期間中の宿泊予約に対して、延期やキャンセルをした県内のホテルや旅館にも協力金を支給する。
ホテルなどへの支援は首都圏などからの「コロナ疎開」を抑制するのが狙いだ。鈴木英敬知事は「現時点で伊勢志摩を中心に県外から相当数の予約が入っている。観光地を守るため、県独自の対策に取り組む」と述べた。
4月25日~5月6日の宿泊予約者が対象。施設側の依頼に応じて予約の延期・キャンセルがあった場合、1人あたり1泊6000円の協力金を施設に支給する。1施設あたりの上限は計12万円で、新型コロナ対策で政府が新設する臨時交付金を活用する。
休業要請は県内の遊興施設や遊技施設などが対象。居酒屋など飲食店には営業時間の短縮を求める。
また、山梨県と石川県は19日、遊興施設などに休業を要請すると発表した。期間は山梨県は20日から、石川県は21日からで、いずれも5月6日まで。石川県は最大50万円の協力金を支給。山梨県は支給せず、国の緊急経済対策を通じて売り上げが減少した事業者を支援する。
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April 20, 2020 at 08:50AM
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三重県、ホテルなどに協力金支給 宿泊予約の延期で - 日本経済新聞
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