パソコンのみ持参すれば利用できるオフィスを目指したとのこと。イスなどはオプションでグレードアップ可
大阪・淀屋橋のホテル跡地が、2021年1月に賃貸オフィスとしてオープンするために改装。コロナ禍によってリモートワーク、オフィス縮小などの変化も踏まえた転換となる。
2017年に開業し5月31日に閉業した「WBF淀屋橋南」(大阪市中央区)。運用会社である「三井物産・イデラパートナーズ」が施設活用のため考案したのが、1棟全体をデスクやイスなども完備したセットアップ型サービスオフィス「BizMiix Yodoyabashi(ビズミックス淀屋橋)」だ。
今回の決断について同社の代表取締役・菅沼通夫さんは、「2018年はインバウンドで宿泊施設に魅力を感じていた年だが、2020年の現在は供給過多という現状に。それに対して、大阪中心部ではオフィスマーケットは好調だ」と経緯について説明する。
オフィスが密集する淀屋橋という好立地を踏まえてリノベーションに着手。約2億5000万円かけてホテルの客室の間取りを極力活かし、感染対策なども踏まえて換気には注力しているという。
「出社人数を縮小するなかでサテライトオフィスのほか、初期費用が必要ないので新興企業や短期のプロジェクトなどにも活用してもらえると思う」と、6カ月からの短期契約可能。すでに50社以上からの問い合わせがあり、これは当初予定していたよりも好反応だそう。
今後について、「東京に比べて、関西はこういったサービスが少ないので需要はある。ただ、どのホテルでも可能というわけでもないので検討していきたいと思う」と語る。
1室3~8名で、入室するためのICカードは定員に対して3倍の枚数を準備。利用料金は1室17万円~、地上9階建てで全54室。フロントにはコンシェルジュが日中は常駐し、コワーキングカフェサロン、会議室、各階に共用のサロン、コピー機やシュレッダーも完備。大阪メトロ淀屋橋駅から徒歩約3分。
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October 22, 2020 at 06:40AM
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