データでわかるマンション価格の高騰ぶり
「家(マンション)を買うぞ!」と、決めた筆者は、早速、物件選びをはじめた。
まずは新築物件をリサーチ。条件は、首都圏(渋谷区、港区、中央区、新宿区、文京区、目黒区、品川区、世田谷区)、最寄り駅から15分以内、駐車場付き。予算は3000万円以内である。間取りは、独り身なので40平米ぐらいの1LDKが理想……。
早速、ウェブの物件情報サービスに主要条件を入力し、検索をクリック。しかし、該当する物件は1件のみ! そんなバカな……と、思いつつ、試しに金額条件を6000万円まで引き上げると、約30件に。
「ちょっと前まで首都圏のマンションは1LDK・3000万円前後がそれなりにあったはずではないか……」
調べたところ、首都圏新築平均マンション価格はこの10年で大幅に上昇していた。2009年は4535万円だったのが、2019年は5980万円!(出典:不動産経済研究所)。約1500万円も上昇しているからすごい。この平均価格は1990年(6123万円)のバブル期以来の高値という。そりゃ、“1LDK・3000万円”なんていうのは夢のまた夢の話になってしまっていたのだ!
用地取得が難しい
高騰の理由はなにか? NHK NEWS WEBによれば、「マンションの土地を取得したくても、ホテルやオフィスの需要もあるので、用地の取得が難しくなっている状況で、マンションの供給が難しくなっている」とのこと。ホテルやオフィスの需要が高まっているのは東京オリンピック・パラリンピック2020が主たる要因らしい。
しかも、記事の結びには「用地も建設費も高くなっていて、マンション価格はなかなか下げられない。東京オリンピック・パラリンピックのあとも価格は下がらない可能性が高い」と、あった。
価格が下がらないとなれば今、購入するしかないじゃないか! ドラマ『それでも家を買いました』(TBS系列)で、斉藤大二郎役の小西博之が「今、家を買わないと庶民は2度と家を買えなくなる!」と、連呼していたのを思い出した(筆者の趣味のひとつは古いドラマ鑑賞)。
ドラマ『それでも家を買いました』(TBS系列)の原作は、矢崎葉子著の『それでも家を買いました』(太田出版、1990年5月発売)。「頭金400万円、見学モデルルーム50軒。空前の地価高騰を背景に敢行されたある家族の持ち家獲得への死闘を“あなた”に追体験させるロールプレイング・ノンフィクション」と、紹介された。もっとも、ドラマ放送時は1990年。バブル真っ只中のときである。その後、バブル崩壊によって、不動産価格は大幅に下落したから、“庶民が家を買えない”という予想は外れた。
ゆえに、“東京オリンピック・パラリンピックのあとも価格は下がらない可能性が高い”という予想も、必ずしも当たるとはかぎらないはず。とはいえ、本当に価格が下がらなかったら……? マイホームの購入は10年、いや20年先になるかもしれない。小西博之の言葉ではないが、本当に家を買えなくなるかもしれないのだ!
働き盛り&遊び盛りの今、東京で毎日をエンジョイしたい筆者としては、困る。東急田園都市線の遅延と混雑が解消されればいいが、それは望めないだろう。
「今買うべきか、それとも価格が落ち着くまで待つべきか
家を購入する! と、決意したものの、具体的な実データを知ってしまった以上、悩む。普段の買い物なら、それでも「これも何かの運命! 買っちゃえ!」となるが、数千万円もする家だからそういかない。
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