Search

【ホームズ】60坪の土地に建てられる家の広さはどのくらい? 間取りのイメージも紹介 | 住まいのお役立ち情報 - LIFULL HOME'S(ライフルホームズ)

「60坪の土地」に家を建てるとき、どのくらいの広さの家を建てられて、どんな暮らしを実現できるでしょうか。家は建ぺい率や容積率などによって建てられる広さが変わるため、具体的にイメージしづらいという方も多いでしょう。

そこで今回は、60坪の土地に家を建てることを考えている方に向けて、建てられる家の広さや実現できる間取りのプラン例などをご紹介していきます。

60坪の土地に建てられる家は広いのか狭いのか

まずは、60坪の土地に建てられる家が広いのか狭いのか、どのくらいの人数が快適に過ごせる広さなのかをイメージしていきましょう。

住宅金融支援機構が発表した「2018年度フラット35利用者調査」によると、注文住宅の住宅面積(延床面積)の全国平均は126.8m2です。坪に換算すると約38坪となります。

住宅面積とは、住居として使える床の総面積です。すべてのフロア(階)の床面積を合計した面積となるため、1階が20坪で2階が20坪なら、その家の住宅面積は40坪になります。

家の広さは建ぺい率や容積率などによって変わるため一概には言えませんが、60坪の土地があれば、平均的な注文住宅の広さを大きく上回る家を建てられる可能性が高いでしょう。

参考:「2018年度フラット利用者調査

大人6~7人が暮らせる広さ

60坪の土地の場合、二世帯住宅も視野に入ります

国土交通省では、「これくらいの広さがあると快適に暮らせる」という住宅面積の目安(誘導居住面積水準)を発表しています。以下に、都市部以外の一戸建てで快適に暮らせる広さの目安を、世帯人数ごとにまとめました。

一戸建てで快適に暮らすために必要な広さの目安

  • 世帯人数が3人の場合は100m2→約30坪

  • 世帯人数が4人の場合は125m2→約38坪

  • 世帯人数が5人の場合は150m2→約45坪

  • 世帯人数が6人の場合は175m2→約53坪

  • 世帯人数が7人の場合は200m2→約61坪

60坪の土地に住宅面積60坪の家を建てた場合は、大人6〜7人が快適に過ごせる広さということになります。また、上記の世帯人数は大人を想定しているため、子どもが小さなうちは、より空間に余裕を持って暮らすことができるでしょう。

参考:「住生活基本計画(全国計画)

自分が所有する土地だからといって、その土地に建てる家の広さや形状を自由に決められるわけではありません。土地は建築基準法により「建ぺい率」と「容積率」というものが定められ、そのほかにも細かな建築制限が設けられています。これらによって建てられる家の広さは変わるため、家を建てるときには必ずチェックしたい項目です。以下で詳しく見ていきましょう。

建ぺい率とは、敷地面積(土地)に対する建築面積(家)の割合のこと。たとえば60坪の土地の建ぺい率が50%の場合、家を建てられる面積は30坪ということになります。建ぺい率の上限はエリアによって異なりますが、30〜80%に定められていることが大半です。

2階建て以上の家を検討している方に特に注意してほしいのが、建築面積の出し方です。建築面積は土地に面している部分ではなく、“土地を上から見たときの建築面積”となります。たとえば2階が1階を覆うようなデザインの場合は、2階の面積が建築面積になるということです。

容積率とは、敷地面積に対する延床面積の割合のことです。延床面積とは、各階の面積を足した面積のこと。60坪の土地の容積率が100%の場合、1階・2階・3階を合わせて最大60坪の広さの家を建てられるということです。容積率もエリアによって異なり、住宅用地では50%〜200%に定められているところが多いです。

つまり、60坪の土地に家を建てる場合、建ぺい率によって「建築面積60坪」の家は建てられませんが、容積率によって「延床面積60坪」の家は建てられるということになります。

建ぺい率や容積率のほか、用途地域によっては以下の建築制限が設けられている場合があります。

これらの制限がかかった場合、3階建て以上の家が建てにくくなったり形状にしばりが出てきたりするため、1階・2階の容積率を十分に考慮して設計するとよいでしょう。

 

・高さ制限

一戸建てを建てられる土地は、第1種・第2種低層住居専用地域といわれる土地に該当することが多いです。この用途地域の場合、建物の高さは10mあるいは12mのうち、都市計画で定められた高さを超えてはならないという高さ制限が設けられています。

・斜線制限

斜線制限とは、隣接する敷地や道路の日照・通風・採光などを確保することを目的として、建物の各部分の高さや形状を制限するものです。斜線制限には、「道路斜線制限」「隣地斜線制限」「北側斜線制限」などがあります。

・日影規制

日影規制は、近隣の日照権を確保することを目的に、隣接する敷地に一定時間以上の日影をつくらないように高さや形状を制限するもの。第1種・第2種低層住居専用地域では、軒高7mを超える建物、あるいは地上3階建て以上の建物に適用されます。

60坪の土地に建てた家で暮らすイメージ

では実際、60坪の土地ではどんな家を建てられるでしょうか。

一般的に建ぺい率と容積率のバランスは1:2が良いといわれています。そのためここでは、建ぺい率50%、容積率100%の場合で考えていきます。

60坪の土地に2階建て住居を建てるとき、建ぺい率50%によって敷地面積は30坪に、容積率100%によって1階・2階を合わせた延床面積は60坪となります。1坪は約2畳なので、ワンフロア60畳の住まいをつくることができます。

以下で、1階60畳、2階60畳の家で可能となる間取りなどをご紹介します。

25〜30畳のLDK

LDKは広めの25〜30畳程度を確保することが可能です。全体の広さに余裕があるため、吹き抜けのリビングも設計しやすいでしょう。

 

6LDKも可能

設計次第で6LDKの間取りを実現することもできます。たとえば1階はLDKと和室と洋室、2階は寝室、子ども部屋2室、趣味の部屋といった具合です。将来、家族が増えたときにも安心ですね。

充実した収納スペース

収納スペースもゆとりをもって設計できる良さがあります。玄関にはシューズインクローゼット、キッチンにはパントリー、寝室にはウォークインクローゼットなど。屋外に納屋を置くこともできるでしょう。

 

2〜3台分の駐車場

屋外の広さが30坪くらいあれば、普通自動車2〜3台分の駐車場を設けることも可能です。夫婦それぞれ1台ずつの駐車場に加えて来客用を確保することも。自家用車が不可欠な地域ではうれしい設計です。

家庭菜園やバーベキューができる庭

駐車場に多くの面積を割く代わりに、庭をつくるのもおすすめです。家庭菜園やバーベキューを楽しむくらいの庭を設けることができるでしょう。庭も駐車場も確保したい場合は、屋上庭園という選択肢もあります。

完全分離型の二世帯住宅も可能

延床面積が60坪あれば、玄関も間取りも分離した完全分離型の二世帯住宅を建てることも可能です。単純計算した場合、それぞれの世帯で延床面積30坪+駐車場1.5台分という住まいが完成します。収納スペースを確保しづらい場合は、小屋裏収納などを設けるとよいでしょう。

60坪の土地で建てられる家についてご紹介しました。設計次第で、吹き抜けのあるリビング、充実した収納、趣味の部屋、庭、駐車場などをすべてかなえることもできるでしょう。広さを生かした自由度の高い設計で、ぜひ理想の家づくりを楽しんでください。

ポイント

  • 60坪の土地があれば、大人6〜7人が快適に過ごせる広さの家を建てることが可能

  • 建ぺい率、容積率、その他細かな建築制限によって建てられる家の広さが決まる

  • 広いLDK、十分な部屋数、収納スペース、駐車場、庭をもつことが可能

  • 完全分離型の二世帯住宅も建てられる

どの工務店やハウスメーカーに相談するか悩んでいる方、土地の広さから相談したい方は、家探し・家づくりの相談窓口である、LIFULL HOME’S 住まいの窓口もご活用ください。不動産会社ではない“中立の立場”で住まい探しをサポートします。

Let's block ads! (Why?)



"家" - Google ニュース
March 19, 2020 at 11:00AM
https://ift.tt/33vqdgi

【ホームズ】60坪の土地に建てられる家の広さはどのくらい? 間取りのイメージも紹介 | 住まいのお役立ち情報 - LIFULL HOME'S(ライフルホームズ)
"家" - Google ニュース
https://ift.tt/3525kZv
Shoes Man Tutorial
Pos News Update
Meme Update
Korean Entertainment News
Japan News Update

Bagikan Berita Ini

0 Response to "【ホームズ】60坪の土地に建てられる家の広さはどのくらい? 間取りのイメージも紹介 | 住まいのお役立ち情報 - LIFULL HOME'S(ライフルホームズ)"

Post a Comment

Powered by Blogger.