江戸~明治に栄えた日本海側の回船「北前船」を用いた商売で財を成し、産業の発展に貢献した豪商の住まいだった邸宅を、所有者が香川県多度津町に寄贈した。明治から昭和初期にかけて建築された「合田邸」で、客をもてなす大広間や洋館を備え「多度津七福神」と呼ばれた合田家の暮らしぶりをしのばせる。所有者の「町の活性化に生かしてほしい」という思いを受け、町は交流拠点施設として活用する方針だ。
北原白秋が名付ける
砂糖商や肥料商、回船業で成功を収めた合田家。多度津銀行の取締役や四国水力電気の社長を務めた合田房太郎(1861~1937年)ら3代にわたって整備された合田邸は、約2100平方メートルの敷地に、和風や洋風の建物計18棟が中庭を囲むように並んでいる。
書院造りの大広間は広さ30畳。合田邸を訪れた歌人の北原白秋によって「楽々荘」と名付けられたとされる。天井からは、家紋があしらわれた和風のシャンデリアがつるされている。また、和風建築の離れは、座敷のふすまの色から、1階が「銀の間」、2階は「金の間」と呼ばれていた。
洋の雰囲気を感じさせる建物もある。山小屋を思わせるような外観の書斎には、大きな机と作り付けの金庫を設けた。応接室の窓にはステンドグラスがはめ込まれており、炊事場に隣接する食堂はテーブルといすが設置されている。
客をもてなすための洋館や茶室のほか、個人の住宅にもかかわらず、レンガ造りの倉庫や給水塔、ボイラーなども備えていた。
日本遺産にも
「細部まで工夫が凝らされたすばらしい建物」。合田邸の所有者で、大学進学まで暮らした合田房生さん(55)=東京都品川区=は、会社員になってから内部をくまなく見て回った際の印象をこう語る。
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March 03, 2020 at 03:00PM
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建築ファン垂涎“七福神の家”が醸す異空間 - 産経ニュース
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