中立な立場で住まい探しをサポートする、『LIFULL HOME'S 住まいの窓口』のアドバイザーには、日々お電話やLINEでさまざまなご相談が届きます。よくいただく相談事例をまとめてご紹介します。
今回は気になる工務店やハウスメーカーの「坪単価」についてです。家の価格の算出方法や、坪単価を比較するときのポイント、坪単価ごとの建てられる家のイメージ、ハウスメーカーと工務店の違いなど、ひとつひとつ疑問に答えていきます。
坪単価とは?
Q 「坪単価」って何ですか?
A 坪単価とは、家を建てるときの1坪あたりの建築費のことです。建物の本体価格を延床面積(坪)で割った数値を指します。
坪単価=概算本体工事費÷延床面積
1坪はおよそ3.3m2(約2畳)です。
1坪を比較してみると…
- 1坪=約3.3m2
- 1m2=約0.3025坪
- 1坪=約畳2枚分
坪単価により、ハウスメーカーや工務店などの建築会社が設定している“標準仕様”で建てた場合、本体工事費のおおよその金額が分かります。家を建てるときの目安として、一般的に参考にされている数値です。
Q 坪単価が違うと何が変わるんですか?
A 仮に建築工法が同じだった場合、標準仕様のグレードが変わり、選択肢も広がります。また、設計の自由度も変わってきます。
家の価格の算出方法
Q 坪単価に広さをかけたら、家の値段になるんですよね?
A 以下の計算式で建物本体の値段が分かります。
概算本体工事費=坪単価×延床面積
しかし、それ以外に諸費用や、付帯工事費、外構工事費などの別途工事費が必要になります。土地の状況により地盤改良費等も必要になります。一般的には、これらの費用は本体工事費の25%程度といわれています。坪単価に延床面積をかけても、本体工事価格のみの価格ですので、ご注意ください。

本体工事費以外にも、別途工事費、諸費用がかかる点に注意
諸費用や付帯工事費、外構工事費が、本体工事費の25%程度ですので、建築費全体の目安額は、以下のように計算できます。
建築費全体の目安額=本体工事費÷0.75
坪単価を比較するときのポイント
ハウスメーカーや工務店により坪単価の計算に含まれる範囲が変わりますので、比較する際はその点を考慮することが重要です。具体的にどこに注意するとよさそうか、ポイントを押さえておきましょう。
ポイント1
延床面積、施工面積のどちらで計算されているか
吹き抜けのように2階部分に床がない場合、延床面積には算入されませんが、施工面積に含まれます。この場合、坪単価は延床面積>施工面積になり、安く見えます。
ポイント2
プラン標準に、全館空調システムや太陽光パネルなどの付器類が含まれているかいないか
全館空調システムや埋込照明、ZEHプランなどの場合、坪単価は高く見えますが、付器まで含まれているため、標準工事+ZEH費用の坪単価より安い場合もあります。
坪単価による家の違い
Q 坪単価によって、建てられる家のイメージはどのように変わりますか?
A 一概には言い切れないのですが、イメージとしてお伝えします。
坪単価40万円以下
建売住宅と同じ程度の設備グレードとなります。セミオーダーに近く、間取りの企画プランの中から決めることが多いです。
坪単価55万円まで
ローコスト住宅といわれるハウスメーカーも選択肢に入ってくる金額感です。
坪単価70万円まで
木造住宅の場合、希望の条件を叶えるさまざまな選択肢があります。保証が充実した大手ハウスメーカーや、自然素材を使った工務店などが選べます。
坪単価90万円まで
木造以外に、鉄骨造なども選択肢に含まれます。一般的に鉄骨造は大手ハウスメーカーの得意分野です。また木造であれば日本を代表するハウスメーカーでの検討が可能です。
坪単価90万円超
鉄筋コンクリート造(RC造)や、完全フルオーダー、輸入キッチンなど、さまざまな選択肢が選べます。盛り込めば盛り込むほど、坪単価は上がります。
ハウスメーカーと工務店の坪単価は比較できる?
Q 坪単価ってハウスメーカーのほうが、工務店よりも高いんですよね?
A そのような傾向はありますが、一概には言い切れません。
同一部材・建材の大量仕入れができるハウスメーカーと、自然素材、グレードにこだわった工務店で比較した場合は、工務店のほうが高くなります。
Q 参考プランをもらったら、事前に聞いていた坪単価よりかなり高いのですが、だまされたのでしょうか?
A 注文住宅の金額は家の形、土地の形も影響します。
同じ延床面積でも、上から見て正方形に近い家のほうが、壁量(壁の面積)や屋根部材が少なく済むため、安くなります。また、土地の高低差などでも、荷揚げ工賃がかかるため高くなる場合があります。
そのため、だまされたとは言い切れません。値段が上がる要因がないか、確認してみましょう。

家の形状や土地の形も坪単価に影響します。四角い正方形の形が比較的安くなりやすい傾向があります。
Q そもそも、ハウスメーカーと工務店の違いって?
A 実は、ハウスメーカーと工務店に明確な定義はありません。会社によってさまざまなタイプがあり、工務店のような取組みをしているハウスメーカーもあれば、「○○工務店」という社名のハウスメーカーもあるくらい、境界が曖昧です。
一般的に見れば、ハウスメーカーで建てる家はチョイス型、工務店はオーダーメイド型と言えます。

ハウスメーカーと工務店の違いは実は曖昧
Q ハウスメーカーや工務店の坪単価を教えてもらうことはできますか?
A おおよその坪単価は、直接聞いたりインターネットなどで調べることが可能です。しかし、前述したとおり、前提条件によっても異なるため、坪単価の比較は難しいのです。そもそも建築会社は、坪単価ありきで選ぶことはおすすめできません。
『LIFULL HOME’S 住まいの窓口』では、適切な予算設定のあり方をお伝えしたうえで、理想の条件を徹底的にヒアリングし、設定予算内で理想を叶えることができる最適な建築会社を紹介しています。一社だけでなく、複数社ご紹介することも可能です。
家を建てるには知識も必要です。『LIFULL HOME’S 住まいの窓口』では、さまざまな講座もご用意しています。
たとえば「ハウスメーカーと工務店の違いが分かる講座」「いくらあれば建てられる?『注文住宅の価格・相場講座』」。もっと理解を深めたいという方は、ぜひ講座を受けてみてください。また、ビデオ通話や電話、LINE、メールでも相談可能です。
LIFULL HOME’S 住まいの窓口とは
LIFULL HOME’S 住まいの窓口は家探し・家づくりの相談窓口です。不動産会社ではないので“中立の立場”で住まい探しをサポートします。
何度でも無料で以下のサービスが受けられます。
1.専属アドバイザーに相談できる
2.理想の家に出会えるまでサポートが受けられる
3.専門家監修の講座が受講できる
なぜ無料なの? 営業されない?
住まいの窓口がサービスを無料で提供できる理由は不動産会社から紹介料をいただくタイミングと関係しています。
住まいの窓口はお客様が理想の家や不動産会社に出会い、住まいを手に入れたとき(契約時、物件の引き渡し時、請負工事終了時など)初めて紹介料として不動産会社からお金をいただいています。
そのため、お客様の要望に合わない会社をご紹介することはありませんし、特定の会社をおすすめすることもありません。
何度ご相談いただいても無料です。もちろん追加料金もかかりません。きっと満足できる会社に出会えると思いますよ。
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February 21, 2020 at 10:48AM
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